歴史は繰り返す。ウェアラブル・コンピュータ「アップルウォッチ」


アップルが「アップルウォッチ」という昔懐かしいウェアラブル・コンピュータをリバイバルさせようと意気込んでるようですが、どうなんでしょう?



実はウェアラブル・コンピュータというのは一度廃れた文化なのです。
その昔、セイコーからRUPUTER(ラピュータ)という腕時計型の超小型パソコンが販売されました。

コンセプトはウェアラブル・コンピュータ
つまり服を着るようにコンピュータを常に身にまとって道具として使おうというコンセプトでした。


これ、今時のオコチャマは知らないのも当たり前かもしれません。
RUPUTERが発売されたのは1998年、今の高校生ならまだ生まれていないかも知れません。まぁーそんなオコチャマには新鮮に見えるかもしれません。

今現在、RUPUTERは世界で最も高性能なウェアラブル・コンピュータだと言えると思います。何故なら、その後この手の製品はどこも作らなくなったからです。


特に優秀なのは、ボタン電池2個で1日に1時間の使用なら約4ヵ月間使い続けられるという長時間駆動設計です。今時のアイポンだとヘビーに使うと半日持ちませんから・・・

ウェアラブルというのならせめてこの設計基準くらいはクリアしてもらいたいものです。
おそらく箸にも棒にもかからないと思いますが・・・

もう一つ魅力的だったのが開発環境が全てオープンだったことです。
というよりはプログラムを自作することを前提にした商品だったと思います。

当時はまだパソコンは自分でプログラムして使う道具という文化が少しは残っていたと思います。道具としての前にプログラム環境としての魅力は十分にありました。

もちろんプログラマーとしてこんな特殊な組込みプログラムの面白みは十分にあったと思います。あくまでも時計ベースのOS設計の割り込み処理とか興味深いものでした。

まぁーただ、このオープンなオタク仕様が逆に仇になったのかもしれません。
一般の方には全く無縁な存在でした。


当時、RUPUTERネタでHPを作っていた方は極僅かだったたと思います。
調べてみてビックリしたんですが、何とその当時に作ったHPの残骸が残っていました。

ラピュータイレブンへようこそ
http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Tulip/6529/ruputer/index.htm

当時は何とかこれを普及させようとオリジナル時計のプログラミング講座とかやってました。残念ながらあちこちリンク切れですが・・・


根本的に、ウェアラブル・コンピュータのコンセプトは間違いかもしれません。
つまりそんな需要はないということです。

実際、私もしばらく腕にはめて何とか活用しようと頑張りましたが、要らなかったです。
実生活で腕にはめる程度の小さなコンピュータがアシストする需要はほとんどないと思います。精々ファッション性ぐらいだと思います。

この手のものは3Dテレビ同様、何度挑戦しても結果は同じかもしれません。
人間という生き物の習性として根本的に不要なものなんでしょう。

特に最近は超高性能なコンピュータのスマホがポケット入っている時代です。
そこからわずか数十センチ離れた腕の上にもう一台コンピュータが必要なのか?
余程のナードか超フリークでないと売れないかもしれませんね。

私にはRUPUTERがありますので・・・