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5月, 2017の投稿を表示しています

FRP加工は難しい・・・

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  ミニボートの強度アップと防水対策でFRPに初めて挑戦してみました。 FRPとは「Fiber Reinforced Plastics」のことで繊維をプラスチックで固めて強度のある材を作ることですが、今まではあえて避けてきました。 その理由はあのガラス繊維の不気味さです。 以前グライダーを作るのに少し使ってみましたが、非常に細かなガラスの繊維はアスベストを想像して気持ちのよい物ではありませんでした。 ネット調べる限り、アスベストのような悪さはしないということですが、売り手の理屈ですし、本当にそうなのか?疑問もあります。所詮、工業製品なので環境や人体に優しいということは全くないわけで、その点も納得して使う覚悟は必要だと思います。 そんなことでマスクなどで些細な抵抗しつつ使ってみました。 ちなみに、よく木製の寄木細工の船体をFRPで固めた高価なカヤックを見かけますが、あれは木製カヤックではなく木目模様のプラスチック船です。 トラディショナルな作りでもなければ性能的にも特に優れているわけでもありません。 あくまでもレンジで固めたブローチと同じ工芸品レベルです。 もし本当に強度なりの性能を追求するなら、カーボンやアラミドを貼り込めばいいわけですが、強度的にもチープなグラスファイバーを貼るのは透明になって下の木目模様が透けるからです。伝統的な作りではなく最先端技術のエポキシ樹脂で作った工業製品になります。 実際に使ってみるとエポキシ接着剤と同様に粘度の高い塗料といった感じで、ガラス繊維への含浸(がんしん)と脱泡(だっぽう)の作業は理屈では理解していても非常に難しいものでした。 硬化時間の調整も難しく、最初に使った時は数時間放置しても全然硬化しませんでした。ダメ元で翌日、日光に当てて温度を上げてやると一気に硬化しました。 ポリエステル樹脂の主材に添加する硬化剤の量や、気温や湿度など色々な要素が複雑に絡む素材のようで、理屈より経験が重要なようです。 オススメの小道具はダイソーで買ったシリコンのヘラです。 本来は料理用のものだと思いますが、適度な柔軟性があって樹脂を塗るのに便利です。 ヘラに付いた樹脂は硬化後に簡単に取れるので何度でも使えて経済的です。 匠の息吹を伝える~"絶対"な

ミニヨットの方向性

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毎夜、ミニボートを作りながら頭の中はミニヨットのことを考えています。 彼女とデートしながら別の子のことを考えてる優柔不断なタイプです。w 方向性として3つほど考えられます。 まず基本アプローチとして手堅くキッチリとデカイ模型船を作りる方向です。 おそらく時間もコストもかなりかかると思いますがヨット作りの醍醐味はあるでしょう。 たとえばこんな感じです。 very small homemade Sailboat https://youtu.be/1nlQwaxI7W8 一見、簡単そうにも見えますが、これだけの工作が出来るのは相当な腕前です。 工作方法や装備品も含めて年単位の時間と費用がかかっていると思います。 完成品は実に安定的で帆走の性能もいいようです。 Boat/yawl for sale https://youtu.be/76ZQff9XSB4 しかし、このタイプになるとサイズ的にもトレーラーは必須になります。 保管するスペースも必要ですし、積み下ろしは専用の施設が必要でしょう。 現実的には実現性が低いタイプです。 妄想の図案はこんな感じになります。 2案として、細部のディーティルには拘らず簡素化した船体を作る方法です。 サイズも小型化すれば、時間もかからずコストもそこそこで作れると思います。 しかし性能的にもそこそこで満足度も低くなります。 どうせすぐに飽きるならこれでも十分かもしれません。 後で装備品を追加してそれらしく仕上げることもできます。 ミニボートと同様に車に乗せられるサイズまでコンパクトにすれば実現性は高いでしょう。 しかし、ミニボートと完全にかぶります。 こんなものを2つも納屋に置いておくのは厳しいかもしれません。 3案として、今作っているバイク用の組み立てカヤックのヨットバージョンを作る方法です。組み立て式なら船体のサイズは気にせず大型化できます。 軽量でコンパクトに収納できるので後々の面倒もありません。 コスト的にも一番安く作れるので実現性は高いでしょう。 しかし、ヨットらしい細かな細工や見た目の面白さは追求できません。 あくまでも帆走するための機能のみを追求することになります。 組み立て式の超小型ヨットは市販品ではないので

ミニ船長への道 「ステッチ&グルー工法」

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  今週もチョビ監督に叱咤激励されながら頑張りました。 今回のボート作りで最大の難所を工事してます。 厚さ2.5mmの薄いベニアですが、30cm程の幅に3面をねじ込むのは大変です。 そのまま曲げると割れそうなので、水で湿らせながらアイロンで蒸して徐々に曲げていきます。納屋に丁度良いステンレスの給水管が転がっていたので、それに巻きつけて錘で固定して一晩癖づけました。 大体それらしく曲がりました。 残りの面も同様に癖づけます。 曲面どおし三面を合わせるは難しいものです。 ここはステッチ&グルー工法で組み立てます。 針金で三面を締めながら形を整えます。 かなりアバウトですが何とか形になりました。 若干の隙間は次のステップのFRP加工で補強します。 本来、接着用としてはエポキシ樹脂のほうが強度があるようですが、今回は一般的に入手しやすく安価なポリエステル樹脂を使います。Amazonでガラスマット(104cm×2m)と硬化剤付きで2kg(インパラフィン)で3千円でした。まずは内側から樹脂とマットでFRP加工します。 固定されたら余分な針金をカットして外側もグラスと樹脂で固めます。 これで強度的には問題はないでしょう。 愛車と比較するとこんな感じです。 リアの荷台にポン積み出来る予定です。 立てるとこんな感じです。 ガーデン用の物置にピッタリかも? コイツの余生が見えた気がします。w 木造船は水漏れしないための熟練の技が必要です。 スウェーデンの造船職人さんの動画を観ながらモチベーションを上げています。 こういう職人に憧れるます。 Fran vrang till sjosattning https://youtu.be/6o4Ilg2LICM

ミニヨットへの道

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  スーパーカブでヨット遊びしてきました。 本日の追加部品はリーボードです。 といっても単なる杉板ですが・・・(笑) 今日は風も穏やかでしたが、リーボードのおかげか?微速ながら走りました。 カブで海まで走って、海の上はヨットでスィー 風が超気持ちいいです。 で、気になってるのがこのミニヨットです。 MINUET YACHTS https://youtu.be/D3QE01xWrAQ 大型のラジコン・ヨットかと思ったら人が乗るヨットです。 minuet yachts 2. https://youtu.be/lReTd6V33MM minuet maindenhead https://youtu.be/UbAf9XbJVvc まだミニボートも完成していませんが、心は既にミニ・ヨットに釘付けです。 1話.フォールディング・カヤックの模型を作る https://ttripper.blogspot.com/2015/08/blog-post_20.html 2話.フォールディング・カヤック設計の見直し、目指せスーパージェッターの流星号 https://ttripper.blogspot.com/2015/08/blog-post_26.html 3話.フォールディング・カヤック、スキンの下絵 https://ttripper.blogspot.com/2015/09/blog-post_7.html 4話.自作フォールディング・カヤック、試算して絶句・・・ https://ttripper.blogspot.com/2015/08/blog-post_56.html 5話.フォールディング・カヤック工作開始! https://ttripper.blogspot.com/2015/09/blog-post_67.html 6話.フォールディング・カヤックの全体像 https://ttripper.blogspot.com/2015/09/blog-post_27.html 7話.フォールディング・カヤックの制作を再開 https://ttripper.blogspot.com/2016/06/blog-post_12.h

「きのくに海南 歩っとウォーク」歩いてきました。

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  地元のウォーキング・イベント「きのくに海南 歩っとウォーク」の24kmコースに参加してきました。 きのくに海南 歩っとウォーク http://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/kyoikuiinkai/shogaigakusyuka/event/sportivent/hotto_uoku/1361241015189.html お天気が良過ぎで暑かったのですが、その前に、この大会は町内会のゆるい仲良しウォーキング会だと思っていたのですが、なんと北は北海道から南は鹿児島まで全国から健脚達が参加する公式の競技大会でした。 スタート同時にえっ?えっ!えっ!とビックリする間もないほどのスートダッシュ!もうウォーキンクじゃなくて競歩レベルです。中には小走りに順位を上げる人もいて、あっという間に先頭集団は消えていきました。普段の2倍以上の速度で歩きましたが全く追い付けませんでした。 どうやら全国を渡り歩いている組織的軍団も参加するポピュラーな大会だったようです。そんなことでコース設定もキツ目でアップダウンの連続、うっかり手を出したら火傷する大会でした。中学の部活以来のバテようです。 お楽しみは各チエックポイントのふるまいサービスで、しらす丼やかき氷、フルート等など色々盛り沢山でした。サポーターの方々に感謝です。 しかし、参加者を見ると60才前後の高齢者が多かったようようです。 それと女性、おばちゃんから若いギャルまで皆さんお元気です。 逆に元気が無かったのは若い男子で、ほとんど見かけませんでした。 精子の勢いが弱ってるんでしょうか? 少子化になっているのも納得です。 参加賞はこんな感じでした。 お風呂のスポンジは最初の受付で渡されました。 スポンジ持って24km歩けというアトラクションです。 よくわかりませんが公式の記録チエットをもらいました。 これを集めるのに全国から参加者が来てるようです。 温泉の割引券と飴玉も付いてました。 飴玉はいいとして、温泉の割引券は850円が650円になるという微妙なお得感?でした。 タイムリーな「疲れフットぶ!」は早速使わせもらいました。 明日歩けるでしょうか? 毎年こ

ミニ船長への道 夢は夜ひらく

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このところ夜な夜な納屋に篭っています。 夕食後、愛犬チョビとのボール遊びをすませてからコーヒーを持って納屋に直行です。 今夜も作業開始です。 初夜、まずは基礎の切り出しです。 実に簡単な工作ですが、このサイズを決心するまでに物凄く時間がかかりました。 エイヤーと切り出したら段々と楽しくなってきました。 2日目、作業はそれほざ進んでませんが、部品を切り出してそれを眺めているのがなんだか楽しいのです。 部品が出来てくるとプラモデル感覚になってきます。 3日目、ようやく枠を立ち上げました。 エンジンを乗せてコックピットに座るとその気になってきます。 4日目、ここからが難工事です。 サイズの問題で30cmほどの空間にギュッとベニアをねじ込むデザインになっています。この曲げ加工はかなり無理があるかもしれません。 ということで枠まで完成 こんな具合に毎夜「夢は夜ひらく」のです。 納屋は癒やしの空間なのです。 藤圭子 圭子の夢は夜ひらく https://youtu.be/AImrOR_qqSg この曲、子供の頃に聴いた時エロいと思いましたが、 今聴いてもかなりエロいですね。(笑)

夕日で充電! サブミラー付き

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  週末の〆はやっぱり夕日でしょう。 いつもの海にサブミラーをトッピングしてみました。 ミラーといっても元はサングラスです。 レイバンじゃなくて100均ジャンクですがピカリます。 ダブルクリップでミラーに挟んみました。 この元サングラス、非妙に湾曲しているので広角に視野を捉えます。 万が一、何かに衝突した場合は自動的に折り畳むので安全です。 こういうグッズがあってもいいかもしれません。 特許出願してみれば? そんなことより夕日が綺麗でした。 明日からの仕事のために充電! 夕日で充電! https://youtu.be/gP6lyjDHPMI

ミニ船長への道 始動!

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  GW明けは仕事のローテーション的に何かと忙しいのです。 忙しい時ほど妄想は膨らむもので、頭の中はボートでいっぱいになりました。 もうこうなると吐き出すしかありません。 タイミングよく本日は雨でした。 雨の日の納屋ワークは心が落ち着くものです。 サイズ的に近いバインブーカヤックをベースに現物合わせを行いました。 特に今回は車への積み込みで片側のリアシートを倒してポン積みできる全長170cm、全幅65cm、全高60cm内にしたいと思います。 何を悩んでいるのかというと、工作手順です。 ある程度、完成品のイメージは固まっているのですが、そこに辿り着くためのパスは何通りもあって、そのルートによっては時間はかかるが平坦で簡単だったり、エイヤーと一気に登りきる単路だったり、後々のメンテナンスも考慮して、道しるべとなる作業スペースを残しつつ進めるとか、山登りと同じような沢山のルート取りがあるわけです。 今回のボートは模型作りの延長線上にあるもので、デカくて人が乗れるサイズの模型船なのです。模型道において、未完成の美しさと、未完だからこそ無限に広がるの価値増大の可能性を秘めているのですが、一度完成してしまうと単なるオブジェ、興味もないものからすると粗大ゴミ扱いされてしまうポンコツな遊びなわけです。 おそらく完成して数回も遊べは満足して、あとは厄介な納屋のゴミになることは見え透けています。つまりテストを含め完成するまでが、この船の賞味期限なわけです。 そうなると、できるだけじっくりと時間をかけて作るのが良いわけですが、何せ、多趣味で飽き性なもので、あまり引っ張り過ぎると途中で塩漬け、あるいは発酵過程として長期間保存することになります。 過去に3年間発酵させたペーパークラフトのモンサンとか、いまだに発酵させているタグボートとかあって部屋はゴミ箱状態です。 未完の美学 模型道 http://ttripper.blogspot.jp/2015/03/blog-post_21.html しかし人生は有限であり、最も尊いものはお金でなく時間なのです。 できれば今年度中にミニ船長になりたいと思っているので先を急ぎたいと思います。 何せエンジンを調達しのは去年、すでに1年程塩漬けしてますからね。 久々にエンジンをか