ブラウザは楽器です。 Chrome43で「WEB MIDI API」が標準装備!


このところ月に一回バージョンが上がってる感じのGoogle Chromeですが、現在のバージョンはChrome43になっています。既に次期バージョンの44、45もベータ版としてリリースもされています。

Google Chrome
https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/

デビュー当時はシンプルで軽くて早いが売りでしたが、今や重戦車並みに機能てんこ盛りでヘビー級の作りなっています。そうは言ってもIEとは比較にならない快適さなんですが、シェア的には古老のFirefoxがメジャーなようです。

今回のChrome43では「WEB MIDI API」が標準装備になりました。

W3C Web MIDI API
https://webaudio.github.io/web-midi-api/

W3C Web Audio API
https://webaudio.github.io/web-audio-api/

「WEB MIDI API」「Web Audio API」とは簡単に言うとブラウザを楽器にしてしまう技術です。
今まで高価だったハード楽器をソフト化してほぼフリーで提供できます。

そのプラットフォームとして、世界共通のブラウザを利用できれば世界中の方がその価値を共有できるわけです。Google Chromeには以前から「WEB MIDI API」の機能が実験的に搭載されていました。

音楽は唯一の世界共通言語です。
世界平和を目指すためにも共通的な価値観を共有することは意義深いことだと思います。

ポケミク(NSX-39) 関連まとめ
http://ttripper.blogspot.jp/2014/04/blog-post_6.html

歌うキーボード ポケット・ミク
http://otonanokagaku.net/nsx39/

今回のChrome43ではその「WEB MIDI API」が標準機能として組み込まれました。
今までのようなマニアックな試験運用機能のセットアップは不要になりました。

↓Google Cromeの試験運用機能のセットアップ画面
chrome://flags

がしかし、仕様が変更されているようで、過去のアプリはChrome43で動作しません。
全面的にプログラムを見直す必要がありそうです。

学研も最近は元気がなくなって新刊の発刊も止まっているようです。
「ポケット・ミク」のChrome43への対応もおそらくしないと思います。
対応ブラウザは「Google Chrome Version 33~39」となっています。
若干早過ぎた商品だったということでしょう。残念です。

しかし、一般の方には随分と敷居が下がったことは確かです。
Google Chromeのバージョンが「43.0.2357.81」等になっていることを確認してお試しください。

http://resistorsings.com/106/


http://foo-yc20.codeforcode.com/


http://www.taktech.org/takm/WebFMSynth/


http://webaudiodemos.appspot.com/midi-synth/index.html


http://aikelab.net/websynthv2/


http://www.g200kg.com/websequencer/


パソコンのハード環境によっては若干の遅延もあるでしょうが、夢のある作品だと思います。
計算式で音声波形を作り出すソフトシンセは面白いものです。


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