スマホを利用して無料でFPVシステムを構築する方法

 
最近はドローンと呼ばれるクアッドコプター等を利用した空撮が流行っています。
おかげで色々と問題も発生していますが、空撮については大きく2つの方向性があります。

一つはGoproのような固定カメラを積んで撮影して、撮影後にカメラからデータを取り出す方法です。もう一つはカメラとその映像をリアルタイムに伝送する仕組みを搭載して映像中継する方法です。

後者のFPV(First Person View)は映像の質はともかく、リアルタイムの鳥視点による映像の臨場感を楽しむものとなります。あたかも自分が飛行機に乗って操縦しているような感覚になれるわけです。

FPVの仕掛けは単純ですが、けっこうお値段がお高いものになります。
オモチャ程度のものだと送信距離も10mほどと短く、映像も粗末なものになります。


本格的なゴーグル型のモニターと高性能なカメラと送信機・受信機のセットを揃えると10万円仕事になる場合もあります。


確かにこんな遊びができれば楽しいでしょうねー

https://youtu.be/ZwL0t5kPf6E

しかし、たかがお遊びです。
いくら高性能といっても所詮はオモチャ、大した映像ではありません。
それに諭吉10人はちょっとムリなのです。

なんとか自力でFPVを作る方法はないか?
・・・閃きました! 元スマホ(SH-03C)です。


SIMが刺さっていないWi-Fi専用機として利用していますが、
ここに「IP Webcam」というアプリを入れると無線カメラとして利用できます。

IP Webcam
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.pas.webcam
(実験に使ったアプリは現在のバージョンより古いものです)

問題はペースとなるWi-Fiネットワークが必要となります。
SH-03Cはかなり古いタイプのスマホなのでテザリングなどの機能がありません。
つまりホストなるルーター機能がないとWi-Fi接続ができないのです。

ところが、先日ママが新しいタブレットを買った余波で、娘が以前に使っていた元スマホ(F-08D)が転がり込んできました。この元スマホ、SH-03Cに比べると高性能でテザリング機能も搭載しています。


これを組み合わせればネットワークが構築できそうです。
システム構成図はこんな感じです。

元スマホ(F-08D)      元スマホ(SH-03C)
テザリング・サービス → IPアドレス
ブラウザ(映像受信) ← 「IP Webcam」(映像送信)

思った通りバッチリ成功しました。
これでこの2台のセットがあればいつでもどこでも無線カメラ機能が使えるわけです。

実際に実験をやってみたところ、電波状況によって多少の遅延と紙芝居状態になる場合もありますが概ね良好です。
電波の到達距離も見通しがあれば30mくらいは問題なく届きます。
ちょっとしたスペースでのFPV遊びには十分実用性があると思います。


日本は電波法の関係があって海外のような強力な電波で映像を送信することはできません。
紹介したビデオようなものは日本では違法になる可能性があります。

しかしこの方法であれば合法の範囲内だと思います。
単なるテザリング機能の利用で改造も何もしてませんからね。

ひょっとすると探せば今時のスマホ用のルーター機能付き無線カメラのアプリがあるかもしれません。色々と探してみてください。

もし一台しかスマホがない場合は友達と共用すれは実現可能かと思います。
ただ、どちらのスマホを飛行機に搭載するか問題になるかもしれませんが・・・(笑)

飛行機以外にラジコンの自動車や船、鉄道模型に搭載しても面白いと思います。
いつもとは違う視点からの眺めは新鮮なものです。

もちろん普通に監視カメラとしても利用できます。
電源も通信コストも何も必要ないので設置はまさに置くだけです。

あくまでも飛行機好きの変態オヤジ向けのネタですので、
くれぐれもそれ以外の変態行為には悪用はしないようにお願いします。(笑)