今更3DSとプチコン3号のインプレ

 
すっかりシーズンは終盤を迎え、そろそろ次期機の噂が聞こえてくるこの頃ですが、私としてはつい先日が初体験だったので、今更ですがインプレをしたみたいと思います。

まず、折角のゲーム機なので何か使えそうなソフトがないものかとザクッと調べてみたのですが、シニアユーザとして気にかかるソフトはありませんでした。唯一気になったのは3DSに標準でインストールされている「ARゲームズ」と「顔シューティング」です。

最近はVRという言葉が流行りのようですが、スマホを段ボール箱のゴーグルに入れて、それを覗いて喜んでいるようですが、見た目も機能も実にチープです。

先日、アメリカの訴訟裁判で勝利したようですが、3DSには裸眼で立体視できるモニターが搭載されています。さらに背面に2台のカメラと前面に1台のカメラの合計3台もカメラを搭載しています。
もちろんスピーカーは左右2ヶ所にステレオ配置されています。
スマホに比べれは非常にリッチなハード環境を持っています。
段ボールのゴーグルを覗かなくても十分VRを体験できる環境が揃っているわけです。

AR(拡張現実)とVR(仮想現実)は単なる言葉遊びで違いはほとんどありません。
現在もてはやされている[Magic Leap」などのVR技術もARから派生したものです。

Magic Leap
https://www.magicleap.com/#/home

実際「ARゲームズ」や「顔シューティング」をやってみるとほぼ今のVRと同じようなことを実現しています。
当時としては早過ぎた提案だったのかもしれません。
ただ残念なことに、後続に発売されたソフトは従来のファミコンソフトの延長線的なものばかりで、ARやVRの技術を取り入れたソフトはほとんど出ていないようです。

しかし、まだまだ使えるハード環境だろうと思います。
今からでもVRなどに特化したソフトを開発すれば十分活用できる機器じゃないかと思います。


ARゲームズ
https://www.nintendo.co.jp/3ds/hardware/ar/

顔シューティング
https://www.nintendo.co.jp/3ds/hardware/face/index.html


プチコン3号についても発売されてから既に1年半ほど経過していて、当初から精力的に活動している方々によって様々な高性能なソフトが開発されています。

3DSを楽器に変えてしまうソフトシンセサイザーやシーケンサー、高性能なオシロスコープなどもありました。またレトロゲームの復刻版やパソコン創世記時代のソースを移植したものなど様々なジャンルのソフトが実証実験されています。

『プチコン3号』でオシロスコープを作ってみた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27079888



ただ残念なのはカメラやネットワーク、ファイルなどの機能に制限が設けられていることです。折角優秀なハード環境を持ちながら一部残念な仕様になっています。

これはゲーム機として低年齢層から利用されるなかで、プライバシーや個人情報に配慮した任天堂独自の運用基準を定めているためで、その基準内でプチコンにもシステム環境が解放されています。

しかし、昨今は小学生でもスマホを当たり前に利用する時代です。スマホに比べてより機能が限定されているゲーム機にそこまで厳格な運用基準が必要だったのか疑問もあります。

例えば任天堂が運用している「Miiverse(ミーバース)」というコミュニティサイトがありますが、このサイトはゲーム機だけでなくスマホやパソコンからも同様にアクセスできますが、3DSのカメラで撮影した写真の投稿などは出来ない仕様となっています。
おそらく子供が撮影した写真に個人情報などが写り込むことを懸念したためでしょうが、スマホではカメラは全くオープンになっています。この真面目で消極的な仕様がかえって活用が進まなかった原因だったかもしれません。

MIT Scratchでは音楽や画像も自由にアップ出来てしまいます。
利用規約の言葉的には一定のルールを設けているのでしょうが、システム的にはザルになっています。おかげでキャラクターや音楽、動画まで自由な二次創作物?が氾濫しています。
この辺が自己責任のアメリカンスタイルだと思います。

現在のスマホブームの火付け役となったiPhoneの前身iPodは、不正コピーされたMP3ファイルを原動力に躍進したといっても過言ではありません。
日本人が考える安全過ぎる配慮はイノベーションを萎縮させるのかもしれません。
自動運転もそうですが、アメリカじゃ鉄砲も自由に買えるぐらいですからね。

そんなことで色々と自主規制の多い窮屈な環境ですが、逆にそのレギュレーションの高さがかえってやる気になるということもあります。
例えば、解放されているマイク機能を利用して昔のモデムのような音声での通信機能を実現してするアプリもありました。

パソコンからプチコン3号へのソース転送(マイク経由)
https://youtu.be/1gzzVbIu-4o


どこにでも持ち運べるポケコンよりポケットに入る高性能なコンピュータとして、まだまだ色々と活用できるんじゃないかと思います。

3DSとプチコンの組み合わせはおススメです。