無人機に未来はあるか?


アマゾンが無人機で宅配をするというニュースが流れてから久しいですが、
現状はかなり話がややこしくなってきているようです。

この頃は「クアッドコプター」のことを「ドローン」と呼んでいるメディアもあますが、
ドローン(drone)とは主に兵器化されたものを指すので呼び名として適当ではありません。

現状は4枚翼が主流なので「クアッドコプター」とよく呼ばれることが多いと思います。
3~8枚翼などの場合は「マルチコプター」と呼ぶのが適当かと思います。
以下はコプターと呼びます。


コンピュータやセンサー技術、バッテリーやモーター技術の進歩によってコプターが生まれましたが、
このオモチャにはまだまだ色々な課題があります。

まず問題になるのは安全性です。
ラジコンのヘリコプターというと、操縦技術的にもベテランのマニア向けのものでした。

費用的にも高額で10~30万円くらいは当たり前にかかるホビーなので誰で買えるものではありませんでした。
それなりに経験を積んでいるベテランの方なら風の動きもイメージできて突発的な状況でも対策が出来るわけです。

ところが最近のコプターはかなりお安くなっています。
小さいものだと数千円で手軽に買えます。

ホバリングなど従来は難しかった操縦技術はコンピュータが勝手にやってくれるので、
一見、誰でも簡単に飛ばせるようになっています。

しかし、そこに落とし穴があります。
機械は故障するものであって完全品ではありません。

もちろん空気は常に不安定なもので、素人が簡単に感覚を噛めるものではありません。
そんなことでマルチコプターによる事故が多発しています。


空物は20~30年クラスのベテランの方でも落す時はあっさり落します。
そんなオモチャだということです。
実機のヘリコプターでも墜落しますから・・・

もう一つ問題なのはプライバシーの問題です。

最近のコプターはカメラを搭載しているのが多くなっています。
空撮は普段と違う視点で眺められるので楽しいものですが、意図しないものが写り込む場合もあります。

アメリカでは航空法の規制とプライバシー問題で、空撮を含めてコプターの飛行を禁止している地域が増えています。
動画サイトのYoutubeでも、コプターによる空撮動画の投稿を禁止することも検討されています。
安全性の問題と「空撮=盗撮」という概念からだと思います。

コプターの実用性については懐疑的だと思います。

根本的は、コプターは非常にエネルギー効率の悪いものです。
おそらく陸海空の全てのラジコンの中で最大の大飯食いだと思います。

何せあの小さなプロペラだけで空気をかいて空に浮こうというのですから無駄の塊みたいなものです。
そんな超非エコなコプターを輸送手段として使うというのは元々発想に無理がある話だと思います。
しかも輸送能力はちっぽけなものです。

ただコプターの場合は水平以外に垂直にも移動できるメリットはあります。
道路や橋がなくても飛び越えられるのは便利です。

しかし、朝の通勤でヘリコプターを使っている人はほとんどないと思います。
インフラとして必要なら社会の血管としてまず道路を整備するか、さらに効率的な鉄道網を引くかです。
「便利=無駄」では長期的な視点で社会基盤としてはなりえません。

「無人機」に「3Dプリンタ」に「スマートウォッチ」と最近の新産業は色々とオコチャマ化してるようですが、
いずれも未来の子供たちに受け繋げるほど優れたものではなさそうです。

ドラえもんの「タケコプター」が着想かもしれませんが、
だったら「どこでもドア」が最強かと思います。

だれか作りませんか?(笑)