アームトロンな一日 「ARMTRON DESK TOP 144」


部屋の片付けをしてたら、書棚の片隅に昔買ったアームトロンを発見しました。


試しに動作確認と思いスイッチを入れたが動かず・・・
電池を交換し何とか動き出したのだが、肝心のハンドの閉開ができない。
どうやらどこかの歯車が欠けているのか?・・・

これがいけなかった。
掃除はそこで中断。
アームトロンな一日の始まりです。

このアームトロンはトミーの良き時代の一品で、そのからくりは素晴らしい作りです。
名前の144は歯車の数で、何と1つのモーターと144個の歯車で6軸に変換して動作する仕組みになっています。(その内4軸は2速仕様、各軸同時操作可能)
まさに精巧に作られたからくりロボットなのです。

また単なるロボットハンドとしての動作だけではなく、ゲーム的な要素としてタイマー機能を持っていて、付属の小物アイテムを使って操作技術を競い合える機能が楽しめます。


これに惚れ込んだのは何といっても歯車の妙技で、殆ど芸術品の世界に感じます。単一方向に回りつづけるモーター軸を、これほどスムーズに各軸に伝える技術に感心しました。

メインスイッチから操作スティックまで、何とも言えない当りの良さが気に入っています。玩具としての強度設計や歯車の遊びの持たせ方も絶妙です。

難点は、分解したら組立てが大変なこと。(あたり前)
歯車をぶちまけたら、それこそジグソーパズルの世界です。
また組立ても相当な技術が必要で、なかなか元通りに組み立てるのは厄介です。
何度か分解組立てをしているものの、今回も泣かされました。


よく調べてみると第一関節の歯車にヒビが入っていました。圧入されている歯車が割れるのは古い玩具の宿命ですが、これが大変です。

代用の歯車を探してみたら、手持ちの歯車で歯数とピッチの丁度合うものを発見。
しかし、軸穴が合わなかったでボール盤で加工して・・・えらい作業です。

なんとか歯車の修理が出来て次は難関の組立て作業ですが、その前に各軸をグリスアップを施しまして動作は以前よりスムースになりました。

で、なんとか復活はしたものの丸一日これで遊んでしまいました。
最近の玩具は電子玩具ばかりですが、こんな機械技術系のオモチャも必要じゃないかなーと思います。是非、復活してもらいたいものです。


 

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