懐かしの1980年製の自作シンセ「WAVE KIT」を愛でる

 

最近、「シンセサイザー熱病」がまた発症しました。
周期的に発症が起こる持病です。w

発病すると、特に目的もなくネットで探索をはじめて「何か?新しいもの」を求めだします。この症状を抑えるためには、物理的な対策が必要なのですが、金銭的な投資はできるだけ避けたい。

そこで思い出しました!

何度かブログでも紹介したこともある、自作シンセの「WAVE KIT」です。貴重な思い出が詰まった「お宝」なので、普段は物置の奥にしまっているのですが、久々に引っ張り出してきました。(埃物)

 

 

40数年前、高校時代に自作したもので、工作は粗悪でチープですが、まだ音が出ました。おそらく1980年頃に制作したものだと思います。



このシンセサイザーの基本的な波形は「矩形波」「のこぎり波」「三角波」の3つで、オシレーターは2つあります。オシレーター1の波形をオシレーター2にミックスすることで複雑な波形も作れます。

 

さらにノイズやLFOをミックスしてVCFのフィルターにかけてVCAのアンプから音を出力する仕組みです。ジャンパー線でミックスするパッチ機能はありませんが、ほぼ想定されるパッチパターンは網羅された回路で、アナログなので組み合わせは無限です。

改めてネットで「WAVE KIT」を検索してみたら貴重な資料をいくつか発見できました。以前は、ほとんど見つかりませんでしたが、コロナ禍の影響でしょうか?巣ごもり需要で古いシンセサイザーが見直されて高騰した影響か?シンセサイザー誕生時代の貴重な資料が出回っていました。

有難いです。しばしそんな資料を読み漁って心を静めています。

http://www.mars.dti.ne.jp/~ogura/e_hobby/wavekit.html

https://www.asahi-net.or.jp/~wz4k-tnk/MY/syn31.html

シンセサイザーは一般的な音楽性とはまた少し違った感じ、テクノロジーと音(波動)の融合というか、私的には青春の思い出もミックスされたノスタルジーな思いもあります。1970年代から80年代のアナログからデジタルの転換の端境期に生まれた産声のような響きにも聞こえます。

アナログシンセはボリュームのつまみを回すことで一期一会の新しい音と出会える機械で、全く同じ音を再現するのはほぼ不可能なところがまた魅力です。連続したリズムやメロディーで表現する音楽とは違って、単純な音の波形に体の細胞が同調するような感覚がシンセサイザーの醍醐味でもあります。

数時間つまみを弄っていると満足する、そんなマシーンです。
今回、触ってみて改めて気付いた音の発見もあって楽しかったです。

犬の遠吠えのような感じですが・・・W

 


 

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