糸巻機(カイトリール)の改造

夜な夜な、ちょこちょこ工作を続けています。

グライダーのように滑空しながら飛ばす特殊な凧、鷹凧(パンイン)を飛ばすためには専用の糸巻機(カイトリール)が重要で、これがないと始まりません。



日本ではプレイ人口も少ないので、専用品を入手するのは困難です。
中国に旅行したついでに買ってくるか、怪しい中国系通販サイトでダメ元でチャレンジしてみるか?どちらにしてもコストとリスクがかかります。

アマゾンでも色々なカイトリールが販売されていますが、残念ながらパンイン用のものは販売されていません。
パンインには大口径で軽量、軽く回る専用の糸巻機が必要です。
糸巻機の良し悪しで飛び方も変わってきます。


自作した糸巻機は8本ホーク(割り箸)に爪を付けたものです。
当然ですが、円ではなく8角形なので、各頂点にラインの力が集中します。



翼長1mほどの凧でも風が強いと相当な力で引っ張られるので、割り箸のホークでは変形してしまいます。糸巻の内径が36cmあるので、上空に上げると巻取りにも相当な力が掛かかります。



解決方法として、まず8角形を円形にします。
具体的にはホークの上にべニアを円形に加工したホイールを付けました。



幅は12mmほどで、水に浸けながら少しずつ曲げて円状に加工しています。
ラインの力が掛かるので、厚みが2.5mmの硬質なべニアを使っています。

これでラインがホイールに沿って引っ張られので、常に一定の力でスムーズに巻き取りができます。また各ホークがタイヤのスポークと同じ役目に変わるので、掛かる力が全体のホークに分散され強度が上がります。


これに合わせて糸掛けの爪の部分を溝状に変更しました。



パンインはラインを緩く張ってコントロールする飛ばし方が多いのですが、
爪が8本しかないため、ラインが緩むと爪からラインが外れて絡むことが多々ありました。



爪を外して円状に切り出したダンボールを貼り付けて、それを曲面に曲げて糸を捉えるやすくしています。




黒ペンキを塗って固めたので見た目は自転車のタイヤのようで、威圧感がハンパないです。w



 爪の出っ張りが無くなり、回転もスムーズになりました。

ラインの外れも減りましたが、デメリットもあります。

 



ホイールが高速に回転すると、地球ゴマと同じく「ジャイロ効果」が発生します。
重量も多少増したので、以前より腕力が必要になりました。

機体のサイズに合わせて様々なバージョンも必要なので、まだまだ改善の余地はありそうです。これも楽しみの内として研究していきたと思います。



そんなタイミングで、先日ホチッたブツが本日届きました。

 


お届け予定日が「2月15日~3月1日」になっていましたが、予定日より早く届いたようです。

最近の中華便は早くなりましたね。

 次回またレポートします。

 

  

 

寒い日は毛糸のチョッキの上に、ジャンパーを着込んで散歩に行っています。



はっけよーい、のこった!

 

 

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