シティーズスカイラインで津波のシミュレーションをやってみる


「シティーズスカイライン」にどっぷりとハマりまして、
昼夜を問わず突貫工事が続いています。
おかげで寝不足です。w

和歌山県の面積は約4700km2で、人口は約94万人になります。
和歌山市の面積は約200km2で、人口は約36万人だそうです。

面積比率的には、わずか4%の土地に約40%の人が暮らしている計算になります。
和歌山市も山や田畑が多くて、他県に比べるとスッカスカですが、和歌山県は人が暮らしていない「ほぼ山」だということになります。w

ということで、和歌山市と海南市は一部市町村統合して、
新たに「タイムシティー」が誕生しました!
もちろん市長は私です。w

タイムシティーは、和歌山市と海南市の6ブロック(陸地は4ブロック)に限定して開発を行っています。これ以上のエリア拡大は我が家のパソコンではスペック不足で無理です。




箱庭ゲームですから、
ジオラマのように切り取られた空間は盆栽的な趣があって楽しいです。
「箱庭道」として狭い空間にどれだけの宇宙を詰め込めるか?がポイントです。




前回まで作っていたマップは大体の地形はあっているものの、当初から敷設されている幹線の高速道路や鉄道が実際とはズレ過ぎていて主要なランドマークが収まりませんでした。

今回はベースのマップも含めて全てゼロから作りなおしました!
バランス的にはかなり現実に近いと思いますが、スケール的にはデフォルメされているので現実の地図とは別物のです。そこが盆栽的な楽しさになります。




このゲームでは電気や水道といったインフラ整備以外に環境が大切で、工場などによる公害によって環境汚染が進むと住人が病気になったり、死亡や転居してしまっりします。環境問題は大切なんです。

特によくできているのは水の表現で、海は常に流動していて波もあります。
物理的な理屈で、水は高いところから低いところに自然に流れる仕組みになっています。
なので、津波のシミュレーションが出来たりします。

現在、地元では膨大な費用をかけて津波対策の防波堤作りが進んでいますが、防波堤は津波に効果はあるのか?そんな実験もしてみました。




前回より解像度を落としてレンダリングの調整をしてみました。
多少は見やすくなったと思いますが、途中で紙芝居になっている部分もあるかと思います。
ご了承ください。> >お時間があればご視聴ください。>今回のお品書きになっています。

◆前回からの変更点
・マップを作り直し(地形の変更)
・高速道路、線路を引き直し
・左側通行に変更

◆ポイント
・高速道路 海南東インター(海南インターは未設置)
・海南駅、周辺を高架、黒江駅を設置
・マリーナの堤防
・浜の宮ビーチの拡充
・ロケット発射台の移設

◆テクニック
・汚水問題、浄化装置の作り方
・工業地帯の海上の浄化

◆バグ
・高架橋の柱

◆シミュレーション実験
・汚染水プール
・津波シミュレーション

◆おまけ
ロケット発射!


シティーズスカイラインでゆるく海南市を作る。津波のシミュレーションをやってみた




このゲームの流体シミュレーションはかなり凄いです。
物理系シミュレーションプログラムを書いたことがある方ならわかると思いますが、下水装置で池から溢れた水が、坂を流れ下って路上の自動車に衝突した後に、一定の水位に達すると自動車の摩擦抵抗が無くなり浮遊して水に押し流されるという一連の動きがしっかりプログラムされています。
例えが悪いですが、3.11の津波の光景を思い出しました。




シムシティのような区画の状態を単純にパラメーター数値として計算するプログラムとは次元の違うレベルでシミュレーションされているのがわかるかと思います。最近のコンピュータは高速になったとは言え、このこだわりには脱帽です。


現在のタイムシティーには約3万人ほどのNPC(Non Player Character)が生活していますが、その一人ひとりの行動が「仕事に行くとか、学校に行くとか」の移動ルートをもって行動しています。簡単に言えば3万人のナビゲーションをリアルタイムに処理しているわけです。

以前ダイクストラ法(Dijkstra's algorithm)でルート解析するプログラム作ったことがありますが、あれを3万回やってるわけで、間引き計算しているとしてもリアルタイムに処理しているのは凄いです。

コスト最小化ルートに悩む「人生ナビ」 Dijkstra's algorithm


このゲームはフィンランド産ですが、北欧のプログラマーのレベルは高いですね。
ゲーム性の好き嫌いはともかく、これを体験する価値は十分にあると思います。
特に、これからシステム関係を目指すオコチャマには是非触れてほしいプログラムです。

一般的なゲーム評論家のレビューでは、経営シミュレーション的な扱いをされていますが、物理シミュレーション的な側面もあるんじゃないか?と思っています。面白いですよ。


ちなみに、PS4やスイッチのコンシューマー機では、ゼロからマップを作ったり、地形を変更したりすることはできないようです。大地を自由に作れる部分がシティーズスカイラインの醍醐味でもあるので残念ですね。MOD拡張も含めて、このゲームはPC版がオススメです。

ただし、非力なパソコンでは起動すらしない場合があるようです。
それなりのゲームPCが必要になってくると思います。
うちのセブンもそろそろ買い換えたいのですが、誰か買って!

実はもっとディープな世界があるのですが、
それはまた次回にでも・・・


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