紀三井寺から和歌浦、雑賀崎のポタリング

お天気も良かったので、紀三井寺から和歌浦、雑賀崎までポタリングしてきました。
まずは「紀三井寺」からスタートです。


いつもよく行く定番のポタコースですが、毎回何かしらの新たな発見があったりします。
自転車でのポタリングは自動車やバイクと違って、気ままにゆっくりノンビリ回れるので見えてくる景色が違ってきます。


こういう路地探索が大好きなんです。
ほんの数日間の海外旅行に行くよりも、ご近所の「ミリ単位の観光」をオススメします。
おそらく得られるものは沢山あると思いますよ。

例えば、この紀三井寺は名草山の中腹に建てられています。
この辺の神社やお寺さんは高台にあるところが多いのですが、その理由は100年に一度ある南海トラフ地震による津波対策だろうと思います。つまり、神社の境内がある位置は安全だということです。逆に言うとそのラインより下は危険ということです。街の作りは歴史にそのものですが、そのすべてに先人達の知恵と工夫があるということです。


そんな紀三井寺から5分ほどで「片男波ビーチ」に到着です。
気持ちのいいビーチ日和でした。


冬のビーチはほとんど客もなく、祝日の成人の日もビーチの駐車場は閉鎖されていました。全長1.2kmの広大なスペースがもったいないでよね。



しばらくビーチでリラックスしてから和歌浦漁港の「おっとっと広場」を目指します。
場所は片男波ビーチのすぐ隣です。


残念ながら、この日はお休みでした。
休みは不定期のようなので事前に確認が必要かも?

でも目の前のしらす屋さんは営業されていました。


お店の前でしらすを作っている、まさに作り立てのしらすが購入できます。
チャリンコじゃなければ買ったのですが、また次回ね。


和歌浦漁港から田ノ浦漁港を目指して海岸線を歩きます。
ここからはチャリンコは乗れないので歩きです。


途中、バグースの隣に新しいホテルが建っていました。


ここには以前は別のホテルが建っていて、長い間解体工事をしていましたが、その骨組みを再利用して新しいホテルに生まれ変わったようです。

Wakanoura Nature Resort EPICHARIS(エピカリス)
https://www.epicharis.jp/

海側にも通用門がありましたが、海岸の遊歩道はまだ工事中のようです。
奇麗な遊歩道になればいいなー、楽しみです。


和歌浦は以前は温泉町として大変栄えたようですが、その後、地殻変動?が原因で温泉が出なくなったようです。現在は別の場所から温泉を買い入れて一部の旅館はまだ営業していますが、全体的には廃れた状態でした。

でも最近は古い料亭をリノベーションした小洒落たお食事処も流行っていて、和歌浦も復活の兆しが出てきたようです。新しいホテルのオープンで以前の賑わいが戻ってくればいいですね。

わかうら食堂
http://wakaurasyokudou.jp/


その遊歩道のガレ場をチャリンコを担げて通過すると有名な「蓬莱岩」に出ます。
昔は新婚旅行のメッカとして大変賑わったようです。


日本初の展望エレベーターやロープウェイもあったんですよ。
https://wakayamacitylandscape.files.wordpress.com/2014/01/e38193e381a1e382891.pdf


以前は海岸の遊歩道は田ノ浦漁港まで繋がっていましたが、前回の台風の影響で「萬波」の崖が崩れて現在は通行止めになっています。元々はここに水族館があってレンガ張りの雰囲気のあるところでしたが、現在は崩壊防止の土嚢が積みあがった状態で通行はできません。


ここからは階段で上の道路まで登るしかありません。
チャリンコを担げて階段を登ろうとしたとき、後ろから何者かの視線を感じました。



最近では珍しくなった野良犬のようです。
私は「自由犬」と呼んでいますが、子供の頃は近所にも数匹の自由犬がいて、よく一緒に遊んだものです。どうか保健所には捕まらないで、短い自由な時間をおう歌してもらいたいものです。

そんな視線に後押しされ、長い階段を登り切ったら「通行止め」の札とロープが掛けられていました。通っちゃダメだったのね。それ早く言ってくださいな!


そんな苦労をして登った上からの眺望です。
ここ(旧ホテル)からの眺めは絶景です。



わきの坂道を下ると「田ノ浦漁港」に出ます。
ここの眺望も大好きです。


坂道を下るとすぐに「浪早ビーチ」です。


この看板をよく見ると「平成18年度 環境省選定(快水浴場百選)」に選ばれたようです。

えっ?「快水浴場」「海水浴場」の誤字じゃないの?
気になって調べてみたら、これが正解のようです。

環境省選定 快水浴場百選
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/suiyoku2006/

「快水浴場」なんて言葉があるの知らんかったわー
和歌山は百選の内5つ選ばれています。

和歌山県/那智 (海の部特選)
和歌山県/橋杭
和歌山県/白良浜
和歌山県/片男波 (海の部特選)
和歌山県/浪早
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/suiyoku2006/list/index.html

残念ながら、いつも行ってる「浜ノ宮ビーチ」は入選していないようです。
浪早ビーチよりスケールは大きいと思いますが、水質がイマイチなんですかね?

とにかく、ベンチに座って、ぼーっと少年野球チームの練習を見てたら気絶しそうになりました。ポカポカ陽気で気持ちよかったです。


浪早ビーチの隣のトンネルを抜けると雑賀崎港になります。


A型のつり橋が美しいです。
漁港の奥には雑賀崎の家並みが見えます。


確か私が言い出しっぺだった「日本のアマルフィ」という名称も最近はすっかり定着したようです。テレビ番組の鉄腕DASHでも取り上げられて全国的にも知られるようになりました。

私的にはもう一つ、塩津や戸坂地区を「日本のリオマッジョーレ」と呼んでいます。
是非こちらもよろしくお願いします。実際のアマルフィはビーチもある観光地ですが、リオマッジョーレは漁村なのでよりイメージが近いと思います。


雑賀崎の自然にできた湾を利用した漁港独特の家並みは、まるでジオラマのようで魅力的です。以前、その細い路地を自転車を担げて山の上にある灯台まで登ったことがありますが大変でした。


この漁港では一般の人でも漁師の船から直接魚を買うことができます。
この日も船が帰港するのを待っているお客が沢山いました。

ちょうど、運よく一隻の漁船が帰港したので覗いてみました。


鯛やら太刀魚など色々と大漁のようです。
早速、船上で仕分けされて値札が入れられていきます。


まじですか!


丸々と太った大ぶりのアジが30匹ほど入って、たったの500円です。
これスーパーで買ったらいくらするんでしょうね。
開きにして天日干しにすれば、しばらくはアジ三昧が楽しめそうです。
車なら買って帰ったんですが、チャリンコなんで残念でした。

タイミングさえあえば絶対にお得な市場だと思います。
機会があれば是非覗いてみてください。


そろそろ最終の目的地に出発しようと思ったら、また後ろから何者かの視線を感じました。


またお前か?
と思うくらい、蓬莱岩で出会った自由犬によく似た感じのワンコが助手席に乗っていました。

「おっちゃんも魚買いに来たんか? うちのご主人も魚が好きでよー来るんよ。
でもなー俺っちは魚よりビーフジャーキーが好きなんやけどなー
じっと待ってるのも大変やでー、おっちゃんも気ーつけて帰りや!」

と、ワンコと目線で会話してバイバイしました。


最後に、今回のコースで撮影した動画です。
あえてバックミュージックは入れずに、環境音だけなのヌルヌル仕上げに拘った旅情たっぷりな手抜き動画になっています。 お暇なら是非ご覧ください!

https://youtu.be/NliBlz7zcgg

ポタ日記はこれにておしまいです。
チャリンコで回るのに丁度よいコースなので是非行ってみてください。


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