ウインドサーフィンのセイルを自作する
問題はあのデカいセイルです。
初心者にはやや厳しい140Lのショートボードに、旧式の7.0㎡重量級セイル(約5m)を組み合わせているのが入門のハードルを上げているのは間違いありません。
もう少し小型のセイルならスタートアップの敷居は低くなるはずです。
というとこで小型の中古セイルを色々と探してみたのですが、けっこうな値段がします。マストやブーム、ジョイントも小型用が必要で、揃えると今回のフルセット(2万円)を遥かに超えてしまいます。
トレーニング用はどうせ一時のもので、慣れればおそらく使わなくなるかと思います。
ならば自作してはどうか?といういつもの思考に至りました。
マストはツーピースなので、下の部分とジョイントを合わせると約3mのマストになります。ブームは長さを調整してそのまま使うとして、そのサイズに合う小型のセイルを作ればいいわけです。
市販品を参考に図面を引いてみました。
素材はいつもの防炎シートを使えば、おそらく1千円ほどで作れると思います。
問題は強度ですが、スクールに参加すれば2時間5千円程かかりますから、もし壊れたら作り直しても安いものです。
防炎シートは1.8×3.6mを使います。
さて、カットラインをどうするか?
こういう一発勝負の非可逆的工作は最終的にはエイヤーなのですが、それまでの溜めを楽しんでいます。
「またつまらぬ物を斬ってしまった」 石川五ェ門
となるのか?・・・
結局、事前に用意していた設計書は完全無視でデザインを決めました。
素材的に普通のウインドサーフィンのセイルのように強く張れませんので、ヨットの帆のイメージでバテンの位置も決めました。
エイヤーとハサミでカット!
防炎シートはポリエステルのネットに塩ビ(PVC)がコーティングされているでビニル用接着剤を使用します。カットした端処理ですが、納屋で発見した巨大なタコ糸?を埋め込みました。強度アップになるかは不明です。
ブームの取り付け位置をカットすると何となくセイルの形になりました。
バテンはダイソーで買ったモールです。安くて強度としなり具合が丁度いいような気がします。両面テープ付きなので簡単に貼れますが、このままでは強度不足なので、後で全体をカバーする予定です。
仮に張ってみました。
まだセイルの先端処理が出来ていなので強く張れません。
強度が心配ですが何となく形になりました。