懐かしのオムニボット「i-SOBOT」


ようやく我が家にi-SOBOTがやってきました。


外見は若干くたびれてますが、中身はまだ生きています。
2007年に発売されたもので正式には「Omnibot 17μ i-SOBOT」といいます。


i-SOBOT
http://www.isobotrobot.com/

日本語版はリンク切れですが、英語版からドキュメント類を入手できます。

日本語取説はこちらにありました。
https://faq.takaratomy.co.jp/detail.aspx?id=22022&a=102&isCrawler=1

2008年にグッドデザイン賞を受賞していて「世界で最も小さな人型の量産ロボット」としてギネスにも認定されています。ありがちなコード類が表に出ていないデザインは優秀です。オムニボットのコレクターなのでこれは外すわけにはいけません。


17個のサーボとジャイロを搭載していて二足歩行をします。
簡単な音声認識と音声合成、180種類のアクションと80ステップまでのプログラムが可能です。当初の計画では無線カメラを搭載したCAMバージョンも発売される予定でしたが販売はされなかったようです。

『Omnibot 2007 i-SOBOT』登場! - タカラトミー
https://www.takaratomy.co.jp/product_release/pdf/p070123.pdf

発売価格は3万円程でしたが当時としては破格値でした。
10年後、我が家にはその10分の一でやったきました。

一時はプレミアが付いてかなりの高額で取引されていましたが、今が底値かもしれません。ローカライズされて海外でも販売されたのでコレクターは沢山いるようで、今でも10万超えで取引されているようです。


Omnibot 17μ i-SOBOT
https://youtu.be/wKk1wcS-Av4


i-SOBOTで注意が必要なのはバッテリーです。
リモコンは普通の単三乾電池でいいのですが、本体はアルカリ電池などは使用できません。試しにアルカリ電池を入れてみたが、新品の電池だと起動はしますが数分で自動的にシャットダウンします。電池が熱くなってCPUボードも熱を持っていました。長時間使用すると破壊する可能性があるので使用してはいけません。


i-SOBOTは電源を切った状態では各関節のサーボは自由に動く状態ですが、本体の電源入れて起動すると17個の全てのサーボがホールドされます。小形のサーボですが17個もあれば相当な電力を消費するのでしょう。


アルカリ電池とニッケル水素蓄電池では電圧も違いますが、アルカリ電池では電圧が高い割には電流が足りていないようです。標準ではエネループ仕様になっていますが、ニッケル水素蓄電池ならダイソーの「ReVoltes」でも問題ありません。何千回も使い続ければエネループのほうがコスト的に安くつきますが、何千回も使うことはありませんし、そもそもi-SOBOTにそれほどの耐久性はないでしょう。

ちなみにダイソーのアルカリ電池も性能がいいようで、値段の高い某有名メーカーの電池より電気的性能的が良いという結果もあるようです。長期保存による劣化や液漏れはどうか?不明ですが、安いからダメということはないようです。電池はダイソーの人気商品ですからね。


もちろん男の子ですからスカートの中が気になるわけです。w
内部解析してみたい方への参考リンクです。

タカラトミー「Omnibot 17μ i-SOBOT」分解・解析レポート
https://robot.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/11/08/731.html

i-SOBOT Motion Editor
https://ja.osdn.net/projects/isme/

i-SOBOTに「秘書ロボット」機能を追加する!
https://news.mynavi.jp/series/plus_robot

i-SOBOT hacking resources | Make:
https://makezine.com/2008/12/09/isobot-hacking-resources/

i-sobotを分解してみよう
http://www-hiel.ist.osaka-u.ac.jp/~hide/den/isobot/isobot.html

プロトタイプではリポバッテリーが左右の足の下にあって胸板がスリムでした。このデサインでは電源コードが邪魔になるのと、バッテリー関連の開発コストを抑えるために当時売出し中のエネループとコラボったのかもしれません。背面にはいくつかスイッチもあったようです。




旬はとっくに過ぎていますが、今でも見劣りしない機能だと思います。
特にArduinoやラズパイのおかずにピッタリです。

ロボット分野って昭和の時代からあまり進歩していない気がします。
結局アタマが進歩してないんでしょう。

今ブームのAIじゃ無理でしょうね。


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