出来るかどうかに心奪われる前に・・・
世間は「iPS細胞」人工多能性幹細胞の話題で持ちきりですが、
大丈夫でしょうか?
この話の危うさは受賞理由にもある「革命的な発見」という言葉に尽きると思います。
つまり「あり得ないと思われていたことが発見された」ということです。
誰も予測しないことが起こったことがこの先の事の有り様を見て取れます。
革命的であり得ないことはこの先いくらでも起こるということです。
人類はビックリする程浅はかで、その時運が悪ければ人類は消滅します。
「お気の毒ですが現在の医学技術ではここまでです」という言葉で良いのではないかと思います。
それを受け入れる側も、見送る側も数十年後にはこの世には誰も存在しないのですから・・・
運が良ければ、その子孫が残ります。
この世に存在する生命は、太古の昔から星の数ほどの生死をかけた自然淘汰の果てに生き残った命です。
人間の時間と比較すると正に奇跡としか言いようのない現象です。
その奇跡の積み重ねが命なのです。
特許やニュービジネスの祭り騒ぎをする前に、しっかり命の意味を理解する必要があると思います。
もうその判断能力さえも退化してしまったかも知れませんが・・・