アマゾンで千円の帆船模型キットを買ってみた
これからの梅雨シーズン向けにインナーな暇つぶしアイテムを見つけました。
スッキリしたスタイルで、いかにも早そうなヨットです。
この帆船の姿に惚れ込みました。
帆船模型といえばホビー界の王道、大人向けの模型として今も人気のジャンルです。
木製の帆船模型はプラモデルとは違う奥の深さと模型作りのテクニックが要求される上級者向けになります。
お値段も安いもので数万円、装飾品の豪華なキットなら十万円超の高級品になってきます。完成には何年もかかる場合もあるので、その制作時間も含めて贅沢な趣味になっています。
帆船模型にはそんなイメージがあったのですが、
今回アマゾンで見つけたキットはたったの千円(1090円)で税込み+送料込みです。
しかし商品説明には船名が書かれていません。
いくつか同じような船の説明書を拡大表示して「美洲号」という文字が読み取れました。
さて?「美洲号」とは何ぞや?
中国語で「美洲」とは「アメリカ」の意味になります。
つまり「アメリカ号」がこの船の船名になります。
アメリカ号について調べてみると、アメリカズカップ(America's Cup)の最初に優勝した船だとわかりました。
America (yacht)
https://en.wikipedia.org/wiki/America_(yacht)
1851年、イギリスのワイト島で行われたヨットレースにアメリカから参戦したこの船が優勝して、そのトロフィーをアメリカに持ち帰ったことから、以後そのトロフィーの争奪戦として始まったのが「アメリカ号のカップ」つまりアメリカズカップになります。
18510822 Birth of a Legend Yacht America 1851 America's Cup History Movie 720p
https://youtu.be/gBqNoMgoqrQ
帆船模型はまず歴史が大切で、その船の歴史を振り返りつつ当時の造船技術などを深堀しながら想像力を膨らます時間が楽しいわけで、模型作りよりそんなイメージ空間が大切なホビーになります。ここまで調べるとこの船を造って手元に置いておきたくなったわけです。
さらに調べてみると、この船のレプリカが3艇造船されていて、今も現役でクルーズ等に活躍しているようです。
Yacht America 1851 replica in Chestertown Maryland
https://youtu.be/zWbv5atmg2s
現存するレプリカ船があることは模型作りには大きな資料になります。
元船とレプリカ船の違いなどを検証するのも楽しみの一つになると思います。
どんな模型でもそうですが、たとえ10万円を超える豪華な精密キットであっても、実物を縮尺する過程でかなりの部分がデフォルメされています。それをベースにスクラッチで自分なりに作り込んでいくのが模型の醍醐味で、作り手によって完成作品が大きく違ってきます。どの部分に注目してこだわりを持つかはモデラーの好みなわけです。
レーザーカットされた数枚の板しかないチープなキットですが、模型作りのベースとして動機付けには十分で、素体だからこそ自分なりに仕上げる楽しみがあるキットだと思います。逆に言えば究極の上級者向けキットとも言えます。
購入に至ったのはもう一つの要因は、アマゾンのアフィリエイトでもらったポイントが余っていたこともあります。つまり私的にはゼロ円キットです。w
このキットの情報はほとんど見つかりませんでしたが、一つ参考になりそうな中国語の記事を見つけました。類似品ですが制作過程の写真が工作の参考になると思います。
美洲号
http://blog.sina.com.cn/s/blog_7a565bbf0102xr8i.html
さらに精巧な模型船の設計書を見つけました。
この図面さえあればキットがなくても完全スクラッチで作れそうです。
AmericaSail Yacht.pdf
http://www.john-tom.com/SailBoatPlans/America%20Yacht/AmericaSail%20Yacht.pdf
ヨット好きならこの図面を眺めているだけでもワクワクしてくると思います。
ロープワークも詳しく解説されています。帆船模型のロープは単なる飾りではなくちゃんと意味があるので、本来の機能を理解しながらロープワークも楽しみたいと思います。
これで雨が降っても大丈夫です。
夜中でもデスクトップで造船遊びができるのは楽しいものです。
できれば実際に水に浮かべて走らせてみたい気もします。
・・・で、思い出しました。
熟成のため発酵工程に入っていたコイツを忘れていました。
完全スクラッチの作りかけのタグボートです。
さて、どちらを優先させるか?・・・悩み中です。
スッキリしたスタイルで、いかにも早そうなヨットです。
この帆船の姿に惚れ込みました。
帆船模型といえばホビー界の王道、大人向けの模型として今も人気のジャンルです。
木製の帆船模型はプラモデルとは違う奥の深さと模型作りのテクニックが要求される上級者向けになります。
お値段も安いもので数万円、装飾品の豪華なキットなら十万円超の高級品になってきます。完成には何年もかかる場合もあるので、その制作時間も含めて贅沢な趣味になっています。
帆船模型にはそんなイメージがあったのですが、
今回アマゾンで見つけたキットはたったの千円(1090円)で税込み+送料込みです。
しかし商品説明には船名が書かれていません。
いくつか同じような船の説明書を拡大表示して「美洲号」という文字が読み取れました。
さて?「美洲号」とは何ぞや?
中国語で「美洲」とは「アメリカ」の意味になります。
つまり「アメリカ号」がこの船の船名になります。
アメリカ号について調べてみると、アメリカズカップ(America's Cup)の最初に優勝した船だとわかりました。
America (yacht)
https://en.wikipedia.org/wiki/America_(yacht)
1851年、イギリスのワイト島で行われたヨットレースにアメリカから参戦したこの船が優勝して、そのトロフィーをアメリカに持ち帰ったことから、以後そのトロフィーの争奪戦として始まったのが「アメリカ号のカップ」つまりアメリカズカップになります。
18510822 Birth of a Legend Yacht America 1851 America's Cup History Movie 720p
https://youtu.be/gBqNoMgoqrQ
帆船模型はまず歴史が大切で、その船の歴史を振り返りつつ当時の造船技術などを深堀しながら想像力を膨らます時間が楽しいわけで、模型作りよりそんなイメージ空間が大切なホビーになります。ここまで調べるとこの船を造って手元に置いておきたくなったわけです。
さらに調べてみると、この船のレプリカが3艇造船されていて、今も現役でクルーズ等に活躍しているようです。
Yacht America 1851 replica in Chestertown Maryland
https://youtu.be/zWbv5atmg2s
現存するレプリカ船があることは模型作りには大きな資料になります。
元船とレプリカ船の違いなどを検証するのも楽しみの一つになると思います。
どんな模型でもそうですが、たとえ10万円を超える豪華な精密キットであっても、実物を縮尺する過程でかなりの部分がデフォルメされています。それをベースにスクラッチで自分なりに作り込んでいくのが模型の醍醐味で、作り手によって完成作品が大きく違ってきます。どの部分に注目してこだわりを持つかはモデラーの好みなわけです。
レーザーカットされた数枚の板しかないチープなキットですが、模型作りのベースとして動機付けには十分で、素体だからこそ自分なりに仕上げる楽しみがあるキットだと思います。逆に言えば究極の上級者向けキットとも言えます。
購入に至ったのはもう一つの要因は、アマゾンのアフィリエイトでもらったポイントが余っていたこともあります。つまり私的にはゼロ円キットです。w
このキットの情報はほとんど見つかりませんでしたが、一つ参考になりそうな中国語の記事を見つけました。類似品ですが制作過程の写真が工作の参考になると思います。
美洲号
http://blog.sina.com.cn/s/blog_7a565bbf0102xr8i.html
さらに精巧な模型船の設計書を見つけました。
この図面さえあればキットがなくても完全スクラッチで作れそうです。
AmericaSail Yacht.pdf
http://www.john-tom.com/SailBoatPlans/America%20Yacht/AmericaSail%20Yacht.pdf
ヨット好きならこの図面を眺めているだけでもワクワクしてくると思います。
ロープワークも詳しく解説されています。帆船模型のロープは単なる飾りではなくちゃんと意味があるので、本来の機能を理解しながらロープワークも楽しみたいと思います。
これで雨が降っても大丈夫です。
夜中でもデスクトップで造船遊びができるのは楽しいものです。
できれば実際に水に浮かべて走らせてみたい気もします。
・・・で、思い出しました。
熟成のため発酵工程に入っていたコイツを忘れていました。
完全スクラッチの作りかけのタグボートです。
さて、どちらを優先させるか?・・・悩み中です。