低空飛行の練習と天高く飛ぶグライダー
今回は 「グライダーは凧である」 というお話です。 今年のGWは気象庁の予想外にお天気が良くて、暑い日が続いています。 天気が良ければサーマルも元気ということで、凧もウキウキな状態です。 普通の凧揚げは、天高くどこまで揚げられるか?を競ったりしますが、 私が目指しているは、逆にどこまで低く飛ばせるか?という挑戦です。 安定した凧は手放しでも勝手に揚がるので、上空まで揚げてしまうと面白みがありません。逆に、地面スレスレにタッチアンドゴーしながらの飛行はスリルがあって楽しいですよ。 低空飛行させるためには微妙な風圧コントロールが必要で、トレーニングにも最適です。低く飛ばせば、もし墜落しても損傷も小さいですしね。w 糸が緩い状態で、空中で停止させるホバリングはハンドランチ・グライダーと同じようなテクニックです。地面に映る翼の影が透けて見えるくらい低く飛ばすは楽しいですよ。 少し風が吹いてきたら、元気な2号機です。 こちらの機体はバランスも良く軽く飛びます。 風が少し強い場合は、糸目を重心より少し前寄りに調整します。 そうすることで風を逃がしてパワーを調整できます。 糸目の調整はエンジンのニードル調整のように微妙で、機体の特性に合わせた調整が必要です。 さらに風が強くなればEPPグライダーの出番です。 EPP製のグライダーは柔軟性があるので、墜落しても壊れにくいです。 アマゾンの1000円グライダーにも慣れてきて、主翼のバランスを矯正する糸が無くても飛ばせるようになってきました。風の強さに合わせてウェイトを調整しています。 滑空機のグライダーには推進装置がありません。 なので高いところから飛び降りるか、ロープでけん引(トーイング)して、上空まで上がってからロープを外して滑空する仕組みになっています。 つまりグライダーは凧なんです。 この理屈を利用したのがグライダーカイトで、ラインコントロールと自然な滑空を断続的に組み合わせて飛行させています。そのために微妙なラインのテンションが重要になります。 このテクニックを応用すれば、普通のスケールモデルの機体も飛ばせます。 もちろんグライダー的な滑空...