プログラミング教育と未来、3DS「プチコン3号」で「音声時計」を作ってみました。

 
2020年度以降実施される次期学習指導要領でプログラミング教育を小中学校に取り入れ、高校では必修化する方針が固まりました。子供の頃からプログラミング環境に慣れさせてプログラマーの育成をさせようということのようです。

お陰で、その受け皿を狙って各社躍起になっているようです。
大きなビジネスチャンスですからね。

その一つとして以前からやっている「MIT Scratch」も有力な候補です。
もちろんこのことを見越してのことでしたが、後継者育成問題はソフト屋として気になりますからね。

MIT Scratchを触り始めて4ヶ月ほど経ちますが中々魅力的なプラットフォームだと思います。ただ課題も色々あって全面的にオススメできるかは疑問です。

問題は中途半端なインターフェース仕様です。
プログラムの基本的な操作はほぼ全てマウスで行えるようになっていながら、動作環境は従来型のキーボード付のパソコンに限定されています。スマホやタブレットでは動作しないので、学習用のハード環境を整備するのが課題になるでしょう。

もちろん本格的なプログラミングにはキーボードなしには考えられませんから、キーボードに慣れさせるという意味はありますが、お絵描き程度の極初級の入門者には大きな足かせになります。
またプログラムをブロックで表現しながら中身は従来通りの文字による言語そのものです。
そのため各国に合わせてローカライズが必要で、レゴブロックのような万国共通の意味を持つまで洗練されておらず中途半端な仕様となっています。

MIT ScratchのベースはActionScriptで、それをラッピングして初心者用に見せる機能を制限しているだけにすぎません。ネイティブ言語で開発されていないのでベース言語に影響され中途半端な仕様が沢山あります。特に酷いのは変数の扱いで、文字も数字も1つの変数で扱えて格納されている内容によってある時は計算できるがある時はエラーになるなど分かりづらい動作をする場合があります。データ型はコンピュータ教育の基本中の基本ですからここはしっかり改善してほしいところです。配列にゼロ番がないのも気になります。

マイクロソフトもマインクラフトをベースにした教育プログラムを提案しています。
内容はほとんどゲームで、子供の興味を引くことが目的のようです。

任天堂3DSの「プチコン3号」も手を上げているようです。
そんなこともあって今回プチコンを買ってみたわけです。

3DSならハード環境としてお手軽でコストも抑えられます。
学校教育では場所も取らずにうってつけかもしれません。

試しに一つプログラムを組んでみました。
時間を音声で読み上げてくれる「音声時計」です。

3DS プチコン3号 「音声時計」
https://youtu.be/JeB2w4_iseQ


最後の「ウ~」は愛犬チョビです。(笑)
プログラムは極簡単なものです。 公開KEY「DXC4A344」


まだ数時間しか触ってませんがプチコン3号は非常によく出来ています。
元々幼児用に作られている「MIT Scratch」とは比較はできませんが、作り込まれたプログラム環境はまさに職人芸です。

プチコンは昔パソコンでプログラムをやっていたような方もターゲットにしています。
経験者ならこの「命令表」を見ると大体の動きが想像できるかと思います。

3DS プチコン3号 「命令表」
http://smileboom.com/special/ptcm3/reference/

遊びの延長として小学生をターゲットにした入門用なら「MIT Scratch」でもよいかと思いますが、中学生以上はプチコン3号このような本格的なポケコン仕様のほうがいいと思います。お絵かきゲームを作ることがプログラミング教育の目標ではありませんからね。

我が家にはこんなポケコンもあったりします。


まっ、幼児の頃からのプログラミング教育もけっこうですが、
オッチャン的にはやっぱり「山や川や海で遊べ」とも言っておきたいと思います。

自然環境という膨大なリスクの中に身を投じることこそが人生の免疫力を育て、自然に触れることで本当の意味での正しい価値観や判断基準を身に付けられると思います。

人生はサバイバルです。
安全・安心な用意された環境に閉じこもっていては世界初のイノベーションなんてあり得ません。自ら発見し疑問に思うことと、それを探求する楽しみを身に付けてほしいものです。

裏山の基地遊びは楽しかったなー
もし今やったら不法侵入や器物破損で警察に捕まりそうですが・・・

川遊びも今では「危険!立ち入り禁止!」の看板だらけで責任回避の事なかれ主義が蔓延してしまっています。大切な教育の機会が失われていて残念な状況です。

もちろん自然相手では多少の犠牲はあります。
しかしその自然淘汰が進化なのです。進化なしに人類の未来はありません。
「今時そんな・・・」なんと思うかもしれませんが、想像以上に人間なんてまだまだ野生動物です。

全然話がわき道にそれてしまいましたが、
プログラムの本質は「書けること以上に何を書くか?」です。
その力はコンピュータの箱の中にはないのてす。

これからプチコン3号にドップリと嵌まりたいと思います。