獣道にはワケがある。MIT Scratch Ap Tower Defense


こちらの田舎では鳥獣被害が大変な問題になっています。
人が街に出かけて山に入らなくなったのが根本的な原因です。

自然界において、縄張りは常に自己主張し続けなれば権利放棄されたと見なされます。
人が入らなくなった山はあっという間にジャングルに戻ります。
おかげでイノシシやシカ、タヌキにアライグマなどの天国になっています。

高齢化が進む限界集落の内には、野生動物のほうが多く生息している地域もあると思います。
田舎の生存競争は厳しいのです。

その対策として話題なっているのがジビエです。
イノシシやシカを捕獲して、それをジビエ資源として地域活性に繋げようという一石二鳥の対策です。うまく処理した野生のイノシシやシカは臭みも少なく美味しいですからね。

先日、近くの「二の丸温泉」にシシ鍋を食べに行く提案をしてみたのですが、却下されました。
お奉行はシシが苦手なようでした・・・・


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和歌山県<紀中~紀南>でジビエ料理を楽しめるお店18店
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まっそんなことで、シシ鍋に未練たっぷりなのですが、野生動物といえば野山に入ると彼らなりの道が沢山あります。俗にいう獣道ですが、あのルートはどういう理屈で出来上がったのか?というのが今回の研究テーマです。つまり「獣道にはワケがある」ということを計算式で表現してみようという試みです。

獣だけなく人の世界も昔からの街道というのがありますが、全てのものに意味があるように、道が出来たには理由があるはずです。それを探す手がかりにダイクストラ法を使ってみました。

このアルゴリズムはA点からB点までのコスト計算をして最適なルートを求める計算方法です。
カーナビでルート検索するのも同じような計算がされています。

ここでコストとは乗り越えることの出来ない障害物や、高低差による移動障害をコストという数字に置き換えて計算します。全てのルートを総当たりで計算するので少し時間がかかりますが、一度計算が終わればどの地点からでも目的地までの最適ルートを即座に判断できます。

地図だけでなく目的までのパスとコストを表現できるものなら計算出来るので応用範囲も色々考えられます。例えば、人生のルートマップを画いてダイクストラ法で解いてみると最適解は今のパートナーではなかった?という結果になるかもしれません。(笑)


これを素直にやってしまうとオコチャマには全く伝わらないのでゲームにしてみました。
仕掛け的にはランダムに作られた三次元マップをベースに、ダイクストラ法で目的地までの最適なルート計算を行って、敵がそのデータを使って一斉に攻めてくるというものです。

何だか絶体絶命的な状態ですが、その侵略に武器を並べて防戦するというゲームです。
ゲームジャンルとしてはタワー・ディフェンスというものになります。
これがけっこうムズイのです。
作った本人が勝てません。(笑)

MIT Scratch Ap Tower Defense
https://scratch.mit.edu/projects/97206945/



https://youtu.be/fP2N2URmapM

もしこの敵がイノシシだったらどれだけジビエが味わえるか・・・
是非、シシ鍋にリベンジしたいと思います。


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